ローズマリーを使ったカクテルは、その芳醇でウッディな香りと、ほのかな苦みが特徴で、甘みや柑橘系、スモーキーな素材と絶妙にマッチします。
クラシックなレシピのアレンジから、モダンな創作カクテルまで、ローズマリーは多彩な使い方が可能です。
以下では、ローズマリーを使ったカクテルの種類、風味の相性、使い方のテクニック、代表的なレシピをご紹介します。
目次
ローズマリーの風味と相性
ローズマリーは松に似た香りを持つハーブで、以下のような素材と相性が良いとされています。
- 柑橘系(レモン、ライム、グレープフルーツ)
爽やかな酸味とローズマリーの香りが調和します。 - ジン
ジュニパーベリーの香りがローズマリーのウッディさと共鳴します。 - バーボンやウイスキー
スモーキーさとローズマリーのハーブ感が、深みのある味わいを作ります。 - はちみつ、エルダーフラワー、アガベシロップ
甘味と香りがハーブの苦みをまろやかに包みます。
ローズマリーの使い方テクニック
- ローズマリーシロップ
砂糖と水を1:1で加熱し、ローズマリーの枝を加えて数分煮出して作ります。甘味と香りを両立でき、冷蔵で1週間ほど保存可能です。 - ローズマリーのスモーク
バーナーやキャンドルでローズマリーの枝をあぶり、スモークでグラスを香りづけする演出。スモーキーで大人の雰囲気を醸します。 - ガーニッシュ(飾り)として使用
フレッシュなローズマリーを添えるだけでも香りのアクセントになります。飲む際に鼻に香りが届き、味わいをより深く感じられます。 - ミキサーでの香味抽出
ローズマリーを果汁やスピリッツと一緒に軽くシェイクまたはマドルして香りを抽出する方法もあります。
代表的なローズマリーカクテル レシピ
ローズマリー・ジントニック(Rosemary Gin & Tonic)
- ジン:45ml
- トニックウォーター:適量
- フレッシュローズマリー:1本
- レモンの皮またはスライス
作り方
グラスに氷を入れ、ジンを注ぎ、ローズマリーの枝を軽く叩いて香りを立たせて加えます。トニックウォーターを注ぎ、レモンを添えて完成。
ローズマリー・バーボンサワー
- バーボン:45ml
- レモンジュース:20ml
- ローズマリーシロップ:15ml
- 卵白(任意):1個分(フワフワな泡立ちに)
- ローズマリーの枝
作り方
材料をすべてシェイカーに入れ、卵白を使う場合はまずドライシェイク(氷なし)し、次に氷を加えて再シェイク。ストレーナーでグラスに注ぎ、ローズマリーを添えます。
グレープフルーツ&ローズマリーフィズ
- ウォッカ:45ml
- グレープフルーツジュース:30ml
- ローズマリーシロップ:15ml
- ソーダ水:適量
- ローズマリー:1本
作り方
シェイカーでウォッカ、ジュース、シロップを軽くシェイク。氷を入れたグラスに注ぎ、ソーダを加え、ローズマリーを添えて提供。
スモーキー・ローズマリー・オールドファッションド
- バーボンまたはスモーキーなウイスキー:60ml
- ローズマリーシロップ:10ml
- ビターズ:2ダッシュ
- スモーク用ローズマリー:1本
作り方
バーボンとシロップ、ビターズを混ぜ、スモークしたローズマリーでグラスをくゆらせて香り付けし、氷を加えて注ぎます。
ローズマリーの風味を強調する演出
- 氷にローズマリーを閉じ込める:氷を作る際に小さなローズマリーの葉を入れて冷凍すると、見た目にも香りにもアクセント。
- ローズマリー入りの塩リム:マルガリータなど塩を使うレシピでは、乾燥ローズマリーを細かくして塩と混ぜ、グラスの縁にまぶすと、味と香りの奥行きが出ます。
応用アイディア
- ノンアルコールでも◎:ローズマリーシロップ+レモン+ソーダで、上品なモクテルに。
- フードペアリング:グリルチキン、ラムチョップ、オリーブ、チーズ(特にゴートチーズ)との相性抜群。
まとめ
ローズマリーは単なるハーブ以上の存在感を持ち、カクテルに奥行きと品格を加えてくれる存在です。
クラシックカクテルにほんの少し加えるだけでも印象が大きく変わるので、創作にも向いています。
おすすめの使い方は「ローズマリーシロップ」を作っておくこと。
カクテル、モクテル、スイーツ、ティーにまで活用可能です。
以上、ローズマリーを使ったカクテルについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。